どんな仕事だって接客であることに変わりはない。アルバイトのすすめ。

近年は、高校生でアルバイトをする子が少ないらしいですね。

単なる求人の減少が原因ではなく、少子化の影響もあるのでしょうが、お子様の少ない世の中のお父様、お母様はわが子にアルバイトなんかさせるような生活はお好みではないのかもしれません。

 

高校生のみならず、現代の子供たちは、習いごとや塾通いなどで忙しい。忙しいとは思いますが、是非アルバイト、しかも1日だけの短時間ではなく、直接雇用されて働く事をお勧めしたいのです。

面倒くさい!とおもうかしら? 

けれども、いざ!社会人という一歩を踏み出したときに、アルバイト経験者と未経験者では、雲泥の差なのだよ!

 

社会にでて、まず必要となるのはビジネスマナーなるものです。

この、ビジネスマナー。かつては、就職するとまず新人研修があって、そこで一般常識を教えてくれるのが主流だったのですが、経済の低迷とともに、OJT(on-the-job training)となり、仕事をしながらその中で、無料で先輩や上司などから教わるようになりました。

新入社員なんて、2年間は使えない。新入社員の給料は、その間は捨て金だという人がおりましたが、その通りなのだと思います。でも、それが会社の未来にとっての投資だと、各企業は頑張ってくれていたのですね。

 

しかしながら、2年以内の離職率はとても高く、お金をかけて育てても、ちっとも生産してこない・・・ってことで、景気も悪くなったし、新人研修なるものをやめてしまった企業が多いようです。

 

これで困るのは、現場の人々。そして、本人(困って欲しい・・・)。

もう!そんなこと許されていいのか!?ってレベル・・・

現代ではハウツウ本や、ネットサイトなどで知識として得ることは、容易であるとおもうのですが、正直「ビジネスマナーとか、社会的な常識」とかが必要だ。と思っている人が少ないんだろうと思うのです。

語られて久しい内容とはおもいますが、電話のマナーですね。

高校生のみならず、携帯電話の普及によって、電話対応のノウハウを知らない人が多すぎますよね。本当に!「大学を卒業したらいい年」な自覚が全くない若者たちは、まず電話に出て名乗ることさえできない。

これは、親の責任も十分になるとおもうのです。

ぜひお友達や交際相手の電話は、家にかけて頂くようにしたいものだが・・・最近では家に固定電話がないご家庭も増えてますよね。必要ないそうです。

 

きっと、みんなたくさん勉強をしていると思います。

親御さんも、立派な大人になって、より良い生活をしてもらえるようにと、教育費を費やしているわけですよね?よね?

けれど、実際そのお子さんたちは、学力と引き換えに、コミュニケーション力というか、社会生活力をまったく身に着けていないがために、社会で生き延びていくのに、相当な苦労を強いられるわけです。

 

わかりますか?

 

「お勉強」も大事です。本当にそう思います。

けれど、経験すべき事はもっともっとある。勉強だけしてれば、お利口さんと言われるのは、親の保護下にいる間だけ。それ以外の事の方がもっともっと必要なのです。

 

学生の皆様、ぜひ親御さんの保護下にあるうちに、アルバイトをして身銭ってやつを知っておいてください。

どんなお仕事でも、その先に必ずお客様がいます。

どんなお仕事でも、その先に必ず「人」がいるんです。

 

生身の人間と、ちゃんとコミュニケーションをとること。人の気持ちを思いやること。

絶対に役に立つとおもいます。近い将来。